（満員御礼）【JSPEN-U45×ニュートリー】How to 研究セミナー 2024 ～Basicコース～のご案内

　How to 研究セミナーBasicコースは主に初学者を対象に開催してきた講義型のセミナーですが、毎回のアンケート結果を踏まえてバージョンアップしてきました。第３弾では、これまでアンケートで要望が多かった『学会スライド』について、その作成のコツを惜しみなく伝授致します。内容をすっきりまとめる際の参考にして頂ければ幸いです。
　方法論は1人で悩みながら勉強するよりも一連の流れに沿って系統的に学ぶと理解度がより高まります。特に初学者においては、分からないパートだけを勉強するよりも一連の流れを学び直した方が臨床研究の力は格段に向上します。 本セミナーではPECO/PICOに沿った研究デザインから、統計解析、結果の解釈、発表、スライド作成に至るまでを系統的に学ぶことを目的にしています。
　目の前の患者さんをよくしたいと思えばこそ『情熱』が生まれ、臨床疑問を明らかにしたいという『灯』が生まれます。その情熱が無駄になることは決してありません。しかし情熱の灯を臨床研究に向けるには、一工夫必要なのも事実です。このセミナーでは私が悩んで悩んで悩みぬいて、その過程で得てきた臨床と研究のエッセンスを惜しみなく伝授し、皆様のやる気スイッチに火をつけてみせます。
　皆様がこれまで培ってきた『努力』を基盤にすれば、研究を実践するために特別必要なものはなく、隙間時間を使うだけでも実践できます。そう、忙しくても臨床研究を行っている方々は時間の有効な使い方を知っているのです。日々の業務を少し工夫するだけで目の前の世界が広がっていくことを体感できるでしょう。しかし努力が必要なことは間違いありません。そして臨床研究を実践するために必要なことは情熱を持ち続けることです。セミナーの中で触れた内容については３回の復習と実践が必要です。その実践こそが皆様に『自信』を与え、行動することで『習慣』が変わります。そう、すべては研究を実践するんだという情熱と忘れないうちの実践なのです。
　臨床研究は他人と比較するために行うものではありません。講義が終了したときに過去の自分より成長していればそれ以上のことはありません。それどころか、方法論を学んだ後は、これまでの臨床経験が必ずや自分の武器へと変えてくれるでしょう。湧いてくる情熱は自分だけでなく、周りを変えることもできます。周りに与えるポジティブな想いや行動は、自分にも良い相関として返ってきます。大事なのは研究に限らず情熱を持ち続けることです。そんな一連の体験は、1年後に必ずや成長というご褒美として返ってきます。
　このセミナーを通じて、熱い気持ちを持った同志が増え、横にも縦にも輪が広がることを期待しています。熱い気持ちを持った皆様のご参加を心よりお待ちしております。どうぞ奮ってご参加ください。

2024年4月1日 文責　JSPEN-U45 松井 亮太